「え”!!?ほ、補習!!?」


「そうだ。そうなればお前の今年の夏の思い出は、全て勉強の嫌な思い出しか残らず、哀れに朽ち果てるだけだ。」


「ーーッ!!!」


「それに補習は物凄く辛く、苦しく、水さえも飲ませてもらえないそうだ……。」


「え!!?み、みみ水も?!」


「そうだ。そして一日中拘束され、生徒達は苦しみ悶える。」


「…………。」


「補習を受けた奴の話だ。これは紛れもない事実だ!……ちなみに、そいつは補習を受けたことによって悪夢に数ヶ月うなされたらしい。」


「っ!!!!」



し、知らんかった…!!




そ、そんなに恐ろしいのか。


補習って…。



そう思ったら一気に闘志が湧いてきたっ!!!


夏休みも勉強なんて耐えらんねぇ!!


それだけはなんとしても避けたい!!



「さ、冴木!早くあたしの頭をなんとかしろッ!!急げ!」


「アホ猿!!最終的にはてめぇがなんとかするんだぞ?!……ったく。時間がねぇ!やるぞ。」


「オゥ!!!!!」



こうしてあたしとドSaekiの初の共同作業がいま始まった!