「いいか!?幸子さん達が帰ってきた時に、てめぇの成績が上がってなけりゃー、俺の評価が下がる!!それは俺のプライドが譲らねんだよっ!!!!」



大事なとこって、そこかよっ!!!



あたしは堪らず反論した!


「あたしの為とかじゃなく、結局自分の為じゃんっ!!!あたしは嫌だね!そんな、てめぇの評価なんて知ったことか!余計に成績が下がりそ」


「お前、中間テスト赤点いくつあった……?幸子さんから聞いたぞ?」


と冴木が意表を突いてきた!!



ゲッ!!!



コイツそんなことも知って…!!?



「え?赤点……か?た、確か、二つ…かな……?」


「アホッ!!四つだ!!!数学、英語、日本史、化学!!!全部30点以下の赤点なんだよ!!!」



ぐっ!!



痛いところを突いてきやがる…!!


それはあたしにとってかなりのダメージだった……。