でも、違った!!!




翌朝、爺ちゃんは緊急搬送されて、帰らぬ人になった……。



原因は脳卒中。




あの怪我のせいだった…。





「あたしが殺したのも同じなんだ……。」


そうポツリと呟いてしまった。


「…………。」


冴木野郎は黙ってあたしの話を最後まで聞いていた。


包帯が巻き終わると同時に、あたしはこの話も終わりにした!




「さてと!!おい!終わったぞ?今度は平気だろ?」


「…………。」


「おい?冴木野郎、どうしたんだよ??」


ピクリとも動かなくなっちまった……。



いったいどうしたっていうんだ?!



すると冴木野郎が口を開いた。



「お前、今の話。ちゃんと両親に言ったか…?」