夏の太陽というのは 容赦なくジリジリと照りつけるもので 3階の日当たり良好の教室に居る あたし達は、勿論文句ダラダラである。 「あちぃ…」 本日何度目の呟きだろうか 結構な数を呟いているような気がする グダァ、と机に突っ伏してアチィ、とひたすら呟く 隣に座っている友人の礼(ライ)は苦笑している。 「らーい。暑いじゃないか、このやろう」 「……凛(リン)」