この切ない歌詞は彼女になのかな。。


そう思うと胸の奥がぎゅっと苦しくなった


いつの間にか知沙達はどんどん前へ。

みんな歩くの早い~・・・

「待って~!!」と追いかける。
また歌の続きを歌いながら


するといきなり、後ろから腕を引っ張られつんのめってしまった。

何何何!?こわい!!

そーっと、後ろを向くと









柏さんがそこにいた・・・


「…え、嘘、なんで」
あたしは鼓動が早くなるのを感じた。


柏さんはあたしをじっと見た。
「その歌、、」


ん?あたしのこと気づいてないのかな?

すると柏さんはんん?んー?とあたしの顔をじーーーっとまた見てきた。

ひゃー、こっち見ないで~・・・


かっこいいけど、かっこいいけども!

するとハッとひらめいたように、

「あー、わかったわかった昨日の邪魔女!」


なっ

「何ですかその言い方!」

むかつくーー!!

後ろからあたしを呼ぶ声が。
「杏どしたの?美子とゆりなは先に部屋取っとくって!」
知沙が走ってあたしの姿を確認した。

そして柏さんの姿も確認したようだ。


「え、杏もしかして昨日の?」
「うん、柏さん・・・。」
小声でヒソヒソ話していたつもりが、、

「おい、なんで俺の名前知ってんの」
とぶすくれ顔で割り込んできた。


すると知沙が、
「柏さん、噴水公園でいつも弾き語りしてるんですか?」
「あー、毎週木曜日の6時から」