「咲絢はなー。あいつがマネージャーとして入部した時、保護者さんから言われたんだが、あいつは色々と考えすぎて限界を超えたら気絶するらしいんだ。
葉月のせいじゃない。
すぐ起きるさ。」


「気絶…?」


「ああ。悪いが、どうせもうすぐ起きるだろうから診といてやってくれ。
それから、恋って奴のいい解決方法でも教えてやれ。」


監督の笑顔に安心して、私も笑顔を作って大きく頷いた。


「はいっ‼︎」