「え…そ…でも…。」

「あーも。さっさと来い、馬鹿。」

海斗にさは戸惑ってオロオロする私の手を引っ張って自分の隣に座らせた。

「俺の勇姿見てねえとぶっ飛ばすっつっただろ。
早く復活しろ。」

「ふふ…。ありがと…。」

自然と笑みが零れた。

私は海斗の肩に寄りかかり、いつの間にか深い眠りについていた。

窓際のさっしにひじを着いて外を眺めているようにしている海斗の顔が真っ赤になっていたことは知らずに。