「あ、そうだった。咲絢さん、今日のメニュー何ですか?」



「ああ。そうだったわ。えーっと…」



咲絢さんはジャージのポケットから小さいメモを取り出した。



メニューはいつも咲絢さんに監督から伝えられているんだ。



「えっとね、アップしてから、Aチームがミニゲーム。Bチームが20分ジョギングね。他のメンバーはいつもと同じ。」



「じゃあ、私はBチームのタイム計りますね」



「よろしくね」



「はい」



そう返事してから、私と咲絢さんは別の準備へと取り掛かった。