揃いきってない記憶の中で、思い出せるのは、確か雄也は私を諦める的なことを言ってたってこと。


真面目な表情で頭を下げて誤ってくれた。


だから、あのキスは結構なショックだったけど。

忘れてやろうと思っている。


はい。上からごめんなさい。

こうなったのは全て私のせいです。


反射的に心の中で見えない誰かに謝る。


問題はそっからなのだ。