「は?どういうこと?」



何のことかわからず、眉をしかめてれもんの方を見ると、れもんは大げさに首を振って言った。



「まー、今はわからなくていいよお!じゃあ私はここで!ばいばあい!」



「はーっ?ちょっと!れも」



名前を言い終わる前にれもんは校門の方へと走って行った。



「なんなんだろ」



小さく溜息をついて、海斗を連れて部室の方へと歩いて行った。