「何あったんだ。俺とお前の仲だろ。
包み隠さず話せ。」


「何言ってるの。蓮さん。こういうのは女同士がいいのよ。ねえ結衣ちゃん?」


「へっ?あ…あ、はい?」


「男だからこそ、わかることもあんだろうが。しかも、お前は普通の女子の気持ちはわからないだろう。」


「失礼な…。わかるわよ。ほら葉月ちゃん?」


ニコッと微笑みながら、3人の視線が私に集まる。


いや。

そんな見られても…。

髪をくるくるといじりながら、この場を切り抜ける方法を考える。