「おお。気持ちいいい〜っ‼︎よしっ、スピード全開‼︎」


「うっせえなあ〜っ。乗せてもらってんだからギャーギャー叫ぶな。」


海斗の腰に手を回して気持ちいい風を感じていた。


今日は土日だから、やっぱり人通りが多い。


その人たちをスルスルとすり抜け自転車はスピードを落とさない。
やっぱ反射神経がいいからかな?


あっという間にドラッグストアに着いた。


自転車を置いて店の中に入って救急道具のコーナーに行く。


そして、必要なものをぼいぼいカゴに入れていく。


カゴはさりげに海斗がいつの間にか持っているし、私は遠慮なしに入れていく。


「よしっ‼︎」


全て揃い終えると立ち上がってレジに並んだ。