「うっわああ…。これは酷いねえ。
れもんが彼氏の友達に頼んでシメてあげてもいいよお。」

「本当酷いね…。」

笑顔で恐ろしいことを口にするれもんと
本当に心配そうな珠璃。

やっぱ、見せないほうが良かったかな?

と、今更紙切れを見せたことを後悔する。

「れもん…。それは遠慮しとくよ。」

「えー。遠慮しないでいいのにい‼︎
ところでそのこと海斗君には言うのお?」

「言わないよ。面倒くさいし。
てゆか、本当にウザかったら私がシメるからいいよ。」

ニコッと笑ってそう言うと、珠璃は呆れたような顔ではいはいと頷いたのだった。



「ああ‼︎そういえばあ、雄也はどおするの⁉︎」


「あ、そういやそれがあったな。」

思い出さなくてもいいことを…。

興味津々で、目を輝かせて私を見る2人。

特にれもん。