___春。




あいつがいない新学期をもう3回体験した。





クラス表。


なぜか自分の名前を発見してそのまま上に目線をやってしまう。


前は絶対にあったから。


愛しいその名が。


だけど、現実に夢を打ち砕かれ。


それでも繰り返してしまう。


私は今まで無意識にあいつの名前を探していてそれが新学期の癖になってたんだよ。


馬鹿だよねほんと。わかってるよ。



ああ。

またあいつのいない新学期を迎える。