「それって片想いなんだよね⁈
じゃあ私と一緒だ!
応援するよ!!」




と私が笑顔で言えば




「嬉しくない」



と言う、可愛くない返事が返ってきた。



なによ、協力してあげようと思ったのに。




チラッと時計を見ればもう最終下校まで後少しだったので終わってる分だけでも出しに行こうと職員室へ向かおうとした私に奏多はじゃーな。と言って帰ってしまった。




「手伝ってくれてありがとー!」




誰もいなかったので廊下に出た奏多に大声でお礼をする。



奏多にはうるさいって怒られたけど。