「は…?」

「俺は~別に梨華ちゃんなんてどうでもいいんだよね~」

そう翔はいい梨華の腹に拳を入れたままその拳をグリグリする。

「がはっ…っ!いたぁ…いぃっ…」

梨華はそう泣く。

「何が欲しんだよ…匡か…?」

一翔はこみ上げる怒りを我慢していう。

「さすが…分かってんじゃん♪」

翔はそういい梨華から拳を離す。

「よかったね梨華ちゃん。
キミの彼氏が正解してくれたからもうお腹は痛くないよ?
まぁ…さすがにそれは正解してくれなくちゃ…ね?
前回は守られずに火傷を負わせちゃったからさ~」

「話は戻るけど…俺と取引しない?」

翔はそういう。

「は?意味分かんねぇ…ふざけんな。誰がお前なんかと…」

「いいのぉ~?可愛い可愛い彼女さんが痛い目あっても。」

「…!チッ。…取引?」

「そぅ。そっちは俺たちに匡兄さんを頂戴?
で、俺たちは代わりに梨華ちゃんのお父さん。
浩輔を引き渡す。どう?悪くないでしょ?」

翔はそう笑いいう。

「悪いもなにもメリットがねぇだろ。」

「なんで?あるじゃん。
だって浩輔は君の大好きな大好きな梨華ちゃんをずっと虐待してたんだよ?
梨華ちゃんはあぁ、妹もか…。まぁ苦しかったはずだよ?
でもあいつはそれを聞かないでこんな女の子の体に火傷をたくさんつけたんだ。
どう?憎くない?ムカつかない?」

「憎いし、ムカつく。」

一翔はそう言った。

「ほら!じゃぁ決まり。」