「あ、うん…。実は…」

梨華が浩輔に拉致されてから一翔と梨湖の案でケータイを変えた梨華。

それを親友の朋香に言っていなかったのだ。

「それなら言ってよ!!どんだけ心配したと思ってるのよ!!」

朋香はそう怒る。

「ごめんね朋香…。ほんと。ドタバタしてて…」

梨華はそういった。

「まぁ…こう会えたから許すけど、今度こんなことしたら縁切るよ!?」

朋香はそう笑い言った。

「わ、わかったよ…もうしない。約束する。」

「ほんと?」

「うん…。」

「じゃぁゆびきりね!!」

朋香はそう笑って指を梨華に差し出した。

「「ゆーびきりげんまんっうーそついたら針千本のーますっ
ゆびきった!!」」

朋香はそういい「ベンチに座ろう」と言った。

「…で、なんでこんな海沿いいるのよ?」

朋香はそういった。

「え??あ、あぁ…それはね…」

(どうしよう…いい言い訳が…ない…)

梨華は段々冷や汗をかいていく。

そこに…