「目的かぁ~…俺は単に梨華に家に帰ってきて欲しいだけなんだけどなぁ~…」

浩輔はそういい梨華を床に下ろした。

「家…?」

「知らなのか?梨華は俺の娘なんだ。」

浩輔はそういった。

「梨華が…お前の娘…?」

一翔は驚いた。

(姫が…蛇蛇の…)

香清は外で聞いていて全に伝えた。

「ああ…。勘違いしないでくれよ。俺は梨華を愛してるんだ。
そうだな…バケツいっぱいに入ったドブ水くらい?」

「愛してる奴が娘をそこから落とすか?」

一翔はそういう。

「落とす?いやいやこれは落とすんじゃないよ総長くん。」

「あ?」

「これは〝置いてあげる”んだ。」

浩輔はそう笑う。

(狂ってる…)

「どっちにしろどうでもいいことだ。
今俺がすることはお前らを潰すことだ。」

一翔はそういい一歩踏み出した。

「あれ?聞こえなかった??俺そこから動いたら梨華を落とすって。」

浩輔はそういい梨華を持ち上げた。

「梨華は俺が助ける。」

「…どいつもこいつも…」

浩輔がそう言うと梨華は浩輔の手から落ちた。

〝ブルルルン!!”