あ、あれ?

リタリーは不思議に思いました。

でも今はそんな事より、お姉さんに頼まれたことのほうが先です。

「キム!早くうちに来て!!

オネーチャンが・・・」

そこまで言うと、キムはすぐに車に乗り込み、エンジンをかけていました。

「リタちゃんも早く!」



15分ほど車を走らせると、すぐ家に着きました。

開け放たれた扉の向こうでは、アタリーが押し倒されています。

「キム!助けてっ・・・」

「誰だこの男・・?」

セイムは驚きの声を上げ、アタリーに聞きました。

「アタリーの婚約者だ。」

答えたのは、キムでした。