「失礼します…あれ、誰もいないみたいだね」


半ば強引に彼女の手を引き
ゆっくりとベットの上に座らせる




彼女は下を向いて黙ったまま…


そっと隣に腰を掛ける


「何処が痛いのか教えてくれるかな?」


…まだ下を向いたまま話をしてくれない
困っちゃったな



そんな僕に気づいたのか

『ごめんなさい…わたし汚い子だから…ごめんなさい』



目にはたくさんの涙が溜まっていた