「どこか…怪我でもしてるの?」

彼女の肩がビクリと動いた



「こっちおいで、手当しなきゃ」

また彼女の手首を掴む




『ダメ…綺麗な貴方が汚れちゃう』

彼女の目は悲しさで溢れていた



こんな事を思ったのは初めて


彼女を守りたい
何を隠しているのかわからないけど
僕が側にいてあげなくちゃ消えてしまいそう






「貴方はとっても綺麗だよ」