あれから何日かたって、文化祭の準備が始まった。


いじめは止まらなくて、まだ続いてる。


「鈴森さぁん♪」


「は、はいっ」

ビシャ。


シャツにペンキをつけられる。

「あぁ!ごめんね!!わざとじゃ、ないのぉ♪」

「…うん。大丈夫。」

ペンキがつかないようにベストを脱いでいて良かった。


「でぇ、このペンキどこにつければいい?」

「あ、えっと…」


わからない。

どうしよう。


赤いペンキだから血だろうけど…


「もしかしてぇ、わからないのぉ?」

「え、あ…」


「そこの井戸のところだよ?」


え?

後ろから私に変わってこえがした。


「あ!翔くん!ありがとぉ♡」