「俺と回る〜?俺だから誰も勘違いしないだろうしね!」


え?

水上くん、友達は?

恋乃ちゃんは?

いろんな疑問が私の頭の中で出てきた。

それを見透かしたように水上くんは大丈夫だよーとだけ言って私の手を引っ張った。

「美雨ちゃん、俺食いもん買いたい」

「あ、うん」


水上くんは近くにあった綿あめを買って食べはじめた。


「私にもおごれよ、とかおもった?」

「え?」

「うそうそ、そういうのは彼氏にしてもらいな?優しい彼氏に、ね。」


彼氏、か…