「…うざ。お前は俺のいうこと聞いてればいーんだよ。」

グサ。

ウザだって。笑っちゃう…


嘘。泣きそう。


「私は翔くんの操り人形じゃない!!」

翔くんをこんなにしてしまった人は誰?


「翔くんなんてッ…大っ嫌い!!」

私は何を言ってるの?

大っ嫌いなんて嘘だよ、大好きだよ。

私の言葉に一瞬顔を歪ませた翔くん。

その後に、言い放ったんだ。

「…俺もお前のこと嫌い。昔からお前の存在が迷惑だった。」



その言葉は、私の心を折るには十分だった。


もしかしたら翔くんは怒ってるだけかもしれない、まだ嫌われてないかもしれない。

そんな思いが私を一番支えていた。

その希望が崩れたんだ、今。