「付き合うと思う?」

亮太は、あたしに疑問系な返事を返してきた。

「…知らんよ」

あたしは、軽く拗ねたように唇を尖らせながら言った。

「…悠季は、俺と榊原が付き合ったら、どう思う?」

亮太は真剣な顔で言った。

「……え?」

「…だから、俺と榊原が付き合ったら……どう思う?」

「…どうって、………。」

「お前は、俺と榊原が付き合っても良いの?」

亮太は、あたしの頬を触った。自分でも顔が熱くなっていくのが分かった。

「…そんな事っ…あたしに聞かないでッ!!」

あたしは、赤くなった顔を隠し…屋上から飛び出した。

――――亮太の言ってるワケが分かんないよ………。

今にも零れ落ちそうな涙を拭った。