「阿月ちゃん、このお兄ちゃんたちとあそぼっか」

「健也です、よろしくね」

「千秋だ、よろしくな、阿月」

阿月はなにも答えなかった。

「よし、何して遊ぶか」

「阿月ちゃんはいくつ?」

阿月は手で7と答えた。

「7歳かぁ。じゃあ1年生かな?」

阿月は二人と一切目を合わせなかった。