「綺麗だろ?これ」

真っ白な百合。



どうしてないてるの?


阿月の文字に健也はハッとした。

気付くと涙が止まらなかった。


かなしいの?


「思い出すんだ、時々。後悔ばかりだ」

「健也…」


こうかい?


「もっと笑顔を見たかったな、って。
もっとありがとうと言えばよかったって」