「健也、花さしてくれ」

「わかった」

阿月は健也の腕の中から降ろされた。
健也が作業しているとき、ずっと近くから離れなかった。

まるでなにかに怯えているかのように。

そして、阿月は落書き帳を取り出した。










これはだれのおはか?