園から歩いて20分ほどのところにそれはあった。

灰色と黒の岩がたくさん立ち並んでいる。

その門をくぐる千秋と健也。

阿月は門の前で立ち止まった。


「阿月?」

健也は阿月を抱きかかえた。


千秋は先に階段を下りて行った。
健也は阿月を抱きかかえながら降りた。