「おめでとうございます!
元気な女の子ですよ!」

パパとママが初めて病室から見た風景は
これ以上ないくらいの
青空だったらしい。

そして、そんな晴れの日に生まれた私は
いつもこの空のように澄んだ心で
周りの人を幸せに出来るようにと
晴と名付けられた。





だけど


私に突きつけられた未来は
あまりに脆く
あまりに短いものだった。


「お父様、お母様
少しお時間頂けますか。」