ドクン―…



時が―止まったかと思った。



入ってきたのは小柄な女の子。色白でグリーンのTシャツにジーンズという極めてラフなスタイルの女の子だ。


『…?』


不思議そうに首を傾げるその子にはっとなり少し慌てた。

『あァっ!ハイ!!高梨由宇です!!よろしくお願いしまふっ!!!』

その子は一瞬キョトンとなり突然笑い出した。

『くーっくっくっ…!そんな緊張しないでくださいよー!「まふ」ってあなた…!あははーっ!』

『ご、ごめんなさい…』