ーキンッ…ガキッー ーザシュッ…ドンッー はぁ、くそっ…血の匂いが強過ぎる… 鼻がいかれるんじゃないか? 血のせいで気配しかわかんねぇし… ほかの奴らは無事なのか…? ーカサッ…ー 「っ!…誰だ」 「…その声…まさか、雪華か?」 は? え? 木々の隙間から出てきたのは、 私の古い友人だった。