side 夏 ---------------ー--- 「あ~。やっぱり腫れてる…。」 昨日あのあと美菜はずっと私の背中をさすって 傍にいてくれた。 泣きすぎた私はもちろん目がぶっくぶく。 蜂に刺されたみたい。 「少しは隠せたかな…?」 なんとか化粧で誤魔化した。