ばいばい。風雅。



大好きでした。


「ふっ…うっうぅ……。風雅…風雅…!」


風雅の家を出た私は誰もいない道で1人泣いた。

私じゃ…だめなんだ。

そう思いながらバスに乗り自分の家に帰ろうと思った時だった。




ピロリロリン。ピロリロリン。


携帯の着信音が鳴った。


「誰よ…。こんな時に…。」