ー次の日ー


……。


ありえない!


どうやらこの高校では毎日のように委員長、副委員長がこき使われるらしいわ…。


めんどくさいけど…やっぱり任された責任ってものがあるから、ちゃんと働かないとね。


前の委員長と副委員長もやってたことだもの。


仕方なく今日任された仕事を進めていく。


ー…。


それにしても…。


永瀬健はどこに行ったのかしら?!


副委員長の役目もまだ果たしていないのに。


私がまた作業を始めようとすると、外から永瀬健の声。


それに続くように女の甘ったるい声もした。


まさかと思いながらも窓を覗いてみる。


「……。」


もう、なんというか、言葉も出ないわ。


…いや、言いたいことが山ほどありすぎるわ!


乱暴に窓を開けて校門に向かって叫ぶ。


「こらー!永瀬健!仕事手伝いなさいよー!!」


すると、ギョッとした顔でこっちを向いた。


「早く戻ってこーい!!」