えっと...あった。


けど、棚の上かあ。


なんでこんなところに乗せるのかしら。


「ん~~~っ。」


頑張って背伸びをしてみたけど、伸ばした手は空をつかむばかり。


全然届かない...。


何か台になるようなものは...あっ、いいもの見っけ。




「よし。これで届くはずだわ。」


本を十冊くらい重ねて作った特製の台を見て、満足げに腰に手を当ててみたり。


いやいや、こんなくだらないことしてないで早く資料を取って教室に戻ろう。