とりあえずムカツクとは言えど、悠ちゃんは子供。
何とかマンタを宥めて、私達は向き合う。
「それって、いつから……?」
「んーと……分からない。気付いたら、もうそうだったの。お兄ちゃんと空は違うみたいなんだけどね、あたしだけ。」
私とは少し違う……動物の気持ちが分かる女の子。
遥の言っていた少し変わってるっていうのは、このことだったんだ……。
「……まず、帰ろうか悠ちゃん。遥も空君も心配してるよ。ロンも……りっくん? だっけ? 返しに行かないとね。」
「うん!」
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