「そんなことしたら、お前が死ぬかも知れねえんだぞ!!」





……そして最後、四つ目のリスク。





それは、分けられる者の命を削るということ。





「そのことは、ヒルナも知ってるだろ……!」





徐々にと削られていく命。





一度では死なずとも、何度もその行為を繰り返す度、その者は亡き者となってしまう。



命が十分の九に、十分の八に、十分の七に……。





「実際に死んだ奴を……俺らは知ってる。」





さっきの声とは打って変わり、マンタは低く、声を漏らした。





「お願いだ、ヒルナ。……その行為だけは、やめてくれ……。」