だけど小学三年生のときから、周りの人や友達の態度が変わった。
「山添さんのとこの子、まだあの遊び、続けてるらしいの。もう小学三年生なのにねえ……。」
「最愛ちゃん、変! 動物と話せるわけないじゃん!」
遊びでも嘘でもないのに、誰も信じてくれなかった。
信じてくれたのは、お母さんだけ。
そんなとき、お隣に住む田嶋さん家の犬のリビーちゃんがいなくなった。
茶色の毛並みが可愛い、小さなチワワ。
いくら探しても見つからなくて、全員がもう諦めかけたとき。
犬を連れて近くを散歩してるお姉さんに、駄目元で聞いたみた。