とうとう家についてしまった…。
よし‼こうなったら……

「あ、あのさ〜…悪いんだけど
今日は親がいないから帰ってくれる?」

「ん?俺は構わないから大丈夫‼」

僕がいやなんだってば…。

「ほら‼早く‼」

「わかったよ…」

ガチャッ…

「テキトーに座ってて。」

「おぉ‼わかったー‼」

子供の時と全然変わってない…。
いつも薫のペースだ…。

「なぁ、流。腹へったー‼w」

「え?ん~…じゃあなんか作る?」

「作るって…まさか流が?
料理出来るの?」

「ば、馬鹿にするなよ‼
料理くらい出来るよ‼
まさか薫出来ないのか?ww」

「うん‼出来ない‼」

「あっそー。で?何が食べたい?」

なんかちょっと楽しいな……
え?今僕何を思ってたんだ……。
楽しい?まさか…ww

「……がいい‼」

はっ‼
「え?ごめん…聞いてなかった…」

「なんだよ〜wオムライスがいい‼」

「お、オムライスね…待ってて…」

僕は料理を始める……。

「なぁ。流?テレビ見てもいい?」

「え、うん‼いいよ…」

ピッ、ピッ、ピッ…

「まわすの早くない?…」

「ううん…全然‼w」

「そ、そう…後出来たよ‼」

「やったー‼早く食おうぜ‼」

「ちょっと待ってって…wはい!」

「いただきまーすッ‼」
「いただきます。」

「あー…美味しい‼
本当に料理出来るんだな…w」

「疑ってたのか…」

やっぱり楽しいって思ってる。
なんでだろう。
最初はあんなに嫌だったのに……。

「こうゆうの久しぶりだな…!」

「そ、そうだね…」

「中学の頃はなんか避けられてる
ような気がしてさーww」

避けてたんだけど…。
ここは上手く誤魔化そう…。

「き、気のせいじゃない?w」

「だよな〜ww」

な、なんとか誤魔化せた…。
薫が単純でよかった…。

「あぁー…食った、食ったー
ごちそうさまー」

「ごちそうさま。」