『蓮夜? あんた裏の表情絶対に出さないのよ?
分った?』


…。
何がダヨ?
勝手に俺を芸能事務所と契約しやがって?

それに、俺の裏の表情かくせだと?
俺の勝手だろ?
元からの性格だしさ?

そうおもわねぇ?
ホント、このババァ勝手すぎ?
まぁ父さんもだろうけど?


「はぁ…はいはい…分った。 じゃッ」



俺は、そう言い
家を出た。
はぁ…めんどくさい事にならなきゃいいけど??
なぁ? 神様?
俺の未来ってどんな感じ?
まぁ神、何て俺信じてネェけどよ?



まぁ適当に祈るとするか?
めんどくさいの俺。
大嫌いだから?



えぇっと?
事務所って何所?


っと思っていると
俺の前にでかいビルが建っていた。


「ここ?」



俺は、一瞬そう思った。
父さんが事務所のビル『超でけぇ』っとか言ってたし?






『あれ? 紅槻クン?』


って何で父さんの名前を呼ぶ?
そしてその父さんの名前を呼ぶ女は、俺に近ずいてくる。



「?」


『ねぇねぇ? どう?』



何が? 何が『どう?』何だ?
意味不明だし?



「すいません、俺。 紅槻じゃないんですけど?」