「淳待った?」


「え、そんな…?」


「良かったぁ~…」


息を切らすあたし、目覚まし設定忘れてた。


昨日デートに誘われた。


いいよ、っていったけど…。


遅刻なんてね。


「ごめんね」


「大丈夫~♪」


優しい子、出会いなのかな。


淳とめぐり会えたのも。


でもね、淳…ドキドキしないんだ。


先生の事は、前より想わなくなった。


でも…忘れたいと思うほど忘れれない。


思い出に変えたいと思うほど、好きだった過去を…。


真剣に忘れたいと思って苦しいの。