「よく言われる」


お互い携帯の番号を交換した。


「じゃあね?」


笑顔で手を振ってくる淳…。


手を振り返す。


でも…


先生を忘れようとしたのに何か苦しかった、切なくって。




「ええええええっ?!!!!!!!!」


目を大きく開いて驚く京香。


「付き合ったよ?」


「ね、美弥…」


「ん~?」


「先生を忘れるためなんかで淳って子と付き合わないでね」


「何で…?」

愛想笑いで返した。