いっぱい浮かんだ言葉達はどれも綺麗に消えてゆく
「や…だよ…っ、やだ…よっ」
代わりにでた言葉はあまりにも醜くて、その分凄く素直な私の本音。
「咲彩ちゃ「なんで?!なんでなの?!なんで透亜なの?!他にもいっぱいいるじゃん!どうして、透亜なのよ!透亜は私の彼氏だよ?わかってるくせに、なんで…っ、そんなのってないよ……っ」
違う、こんなのが言いたいんじゃない。
「酷いよ真央ちゃん、ただの友達だって思ってたから毎日の登下校だって気にならないように…っ、考えてたのに…それなのに………っ」
とまれ、やめろ、あたし。