季節は巡り夏。

いつものように校門をくぐる半袖の晃先輩。


かっこいいな。


やっぱり思うのはそれだけ。


晃先輩を見ると、今日一日やっていける気がする。


そう思い、眺めていると。

晃先輩に女の子が走り寄って、何やら楽しげに話している。

晃先輩は笑顔で、女の子は少し頬を赤くして恥ずかしそうに_________。


一瞬でわかる。


あぁ、あの人は晃先輩が好きなんだ。