「でも、女の子たくさんいるから。」 そう、晃先輩の周りにはいつもすぐ可愛い女の子が居る。 だから私は行けないの。 やっぱり高嶺の花。 こんな可愛くもない私が近づくことなんか許されないの。 だから眺めてるだけで十分なの。 「でも…。」 まだ何か言いたそうな二人。 仕方ないじゃない。 元々、恋をしていい相手じゃなかった。 叶わないって、わかってた。