「俺は、三浦 花。あなたが好きです。
俺の彼女になりませんか?」
いろいろあって、頭はぐちゃぐちゃなはずなのに。
先輩が好きだってこと以外、考えられなかった。
「私も…っ、先輩が好きです!!」
泣きながらそう言うと、ふわっと暖かい温もりに包まれる。
私、晃先輩に抱き締められてるんだ。
「せ、せんぱ…。」
「晃。」
え?
私が不思議に思って顔を上げると先輩は嬉しそうな笑顔で
「晃って呼んで。花。」
そう言った。
「…っ、あ、きら…。」
「可愛い、花。やっと、やっと、俺のものになった。」
そう言うと先輩は触れるだけのキスを私にした。