「三浦、知らないっ?!」

しばらくして息を切らせたような先輩の声が聞こえた。

酷く慌てているような気がするのは気の所為かな。


「花は今日は休みです。」

グッジョブ!!ゆぅちゃん!!


「休み…?あの1日だって休まずに来てた三浦が?見てたからわかるし。
どっか隠してるんじゃねぇの?」


先輩私のことよく見てたのかぁ。

え…?よく、見てた…の?

なんで…?



「先輩、花のこと好きすぎですから〜。」


みぃがからかってる。

は?え?どゆこと?


「うっせぇよ。後輩のくせに。てか、皆知ってるだろ。知らないの、三浦ぐらい。」


「花鈍感だもんね〜。」

「丸分かりなのにね。」


クラスの皆が口々に言ってるのが聞こえる。


え…?知ってたの?皆?


私達、両想いなの…?