「もー、花。遅いよ。」

「早くー。」

二人に急かされてクラス表を見に行く。


「実はさー…」

さっきあったことを二人に説明する。


「「あはははははは!!」」

二人は爆笑。

わかってたよ、うん。笑うとこだもんね。


「ぶ、ぶつかって慌てて逃げるって…、花、あんた、最高…っ!!」

「ぶっ、あはははははは…!!」

「ちょ、笑いすぎ!!」


新しい靴箱に向かいながら二人は未だに笑い転げてる。


もー、恥ずかしい。


他人のフリ、他人のフリ。