私はそれから晃先輩の視界に映らない方の努力をした。


もう、あんな顔を見られてどんな顔で接したらいいのかわからなかった。


晃先輩を避けて、避けて、避けまくって。


その日から私の生活に晃先輩が消えた。


「大丈夫?花〜。」

みぃがそう尋ねてくる。

「なんで、みぃが泣きそうなのよ馬鹿。」

私は笑いながら返す。

大丈夫な訳ない。

正直、晃先輩が見れないのはつらい。

「ムリしないでね、花。」

「ありがとう、ゆぅちゃん。」

いつもはきつい二人も優しかった。